キイロダカラ(黄色宝)
( キイロダカラ属の一種) 学名 : Monetaria moneta 属 : キイロダカラ属
キイロダカラ(黄色宝), ( キイロダカラ属の一種)
学名: Monetaria moneta
属: キイロダカラ属
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説明
説明
成体は殻高30mm前後で、タカラガイ科の中では小型の部類である。貝殻は成長過程や地域個体群により形や色の濃淡が変化する。若い個体はラグビーボール型で、殻口が大きく開き、歯もない。背面に灰黒色の横帯が3本あり、見た目が剣道具の「面」に似るので、「メンガタダカラ」とも呼ばれる。一方、老成すると背面や縁が瘤状に膨らんで凹凸ができ、上や下から見ると凧形に近くなる。これは「フシダカキイロダカラ」とも呼ばれる。成体の殻口は狭く、両側に13-14の歯状突起がある。 生時の貝殻は黄白色で、不明瞭な灰色の横帯が3本入る。底面にも黄色みが残るが殻口周辺は白色である。また同属のハナビラダカラ M. annulus 同様、背面に橙色の細い線が"()"状に入る個体もいる。軟体部は灰褐色で、生時に殻を覆う外套膜には細かい縞模様がある。 但し貝殻の黄白色の下には灰色や青紫色の層があり、死んで磨滅が進むとこれらの色が現れるので必ずしも「キイロ」ではなくなる。しかし殻表の瘤や3本の帯模様は残りやすく、同定の手掛かりになる。 同属のハナビラダカラやビャクレンダカラ M. obvelata と似ているが、ハナビラダカラは成長しても瘤ができず単純なドーム型なので区別できる。ビャクレンダカラは縁辺が丸く膨らんで中央部よりも高くなるがやはり瘤状にはならず、また分布域も南太平洋に限られる。
* 免責事項: The judgment on toxicity and danger is for reference only. We DO NOT GUARANTEE any accuracy of such judgment. Therefore, you SHALL NOT rely on such judgment. It is IMPORTANT TO SEEK PROFESSIONAL ADVICE in advance when necessary.
Photo By Anders Sandberg , used under CC-BY-2.0 /Cropped and compressed from original